「3Dプリンター活用技術検定試験」無事合格できました!
2020年9月6日(日)に実施されました「3Dプリンター活用技術検定試験」の結果発表が10月14日にあり、無事合格できました!
結果発表があると、登録しているメールアドレスに通知が来ます。また、登録しているマイページにて結果の確認表示と上記結果がダウンロードできます。
出題は、公式テキスト「3Dプリンター活用技術検定公式ガイドブック」の各章をもとに作成されます。
第1章 3Dプリンターの基礎知識
第2章 3Dプリンターの造形方法
第3章 3Dプリンターの活用
各分野の成績を確認してみると意外だったのは、「3Dプリンターの造形方法」よりも、「3Dプリンターの基礎知識」の方が正解率が低かった点です。
公式テキストを使って学習していたときには、「3Dプリンターの造形方法」が覚えられなくて苦労していました。
以下の「3Dプリンター活用技術検定公式ガイドブック」の巻末に少しだけ掲載されているサンプル問題をもとに、私が作ったサンプル問題の出題形式1が「3Dプリンターの基礎知識」に該当すると仮定した場合、出題形式1は、2肢択一で正解の確立が一見高そうに見えますが、うる覚えでは間違えてしまう確率が高いです。実際に受験してみて、出題形式1の問題が一番難しく感じました。
出題形式2と3は、うる覚えでも消去法や文章の前後のつながりから回答を推測できる場合もあるので、正答率を高めることができたのかも知れません。
「3Dプリンターの活用」は、覚えるというよりも内容を理解すれば正解できる点と、出題数が少なかったので、正答率が高くなったものと思われます。
皆さんが学習されるときも、「3Dプリンターの造形方法」が7種類もあって、覚えることが多く大変かもしれませんので、重点的に学習されることをお薦めします。
色々な試験を受験する際に、計算問題でいつも時間がかかってしまったり、問題をスキップすると、計算問題の配点が高かったりと、私は計算問題に苦労するのですが、「3Dプリンター活用技術検定試験」には、計算問題がなかったので助かりました。
難易度はというと、人それぞれなので申し上げにくいのですが、一つ言えることは、テキストをしっかり読み込んでいないと合格は難しいという事かと思います。
テキストから出題されるので、テキストを何度も読み返すことをおすすめします。新大阪へ向かう電車の中でも読み返していたら、結構そこから何問か出題されて助かりました。皆様も最後まであきらめずに、テキストを読み返してみてください。
早い方は30分程度でできていましたが、私は50分くらいで問題を解き終え、残り10分で見直しをしました。
【出題問題サンプル】
出題形式1
2肢択一 12問
正しい場合A、間違っている場合Bを選ぶ(真偽方式)
出題形式2
3肢択一 20問
適切な内容を一つ選ぶ。
※不適切な内容を一つ選ぶ問題も数問あり、間違えないように注意が必要
出題形式3
12肢択一 28問
不完全な文章を完成させるため、12個の選択肢から最も適切な語句を選んで回答する。1つの文章(テーマ)から4問出題される
出題形式1のサンプル問題
設問の内容について、正しい場合は解答欄のA、間違っている場合はBを選択せよ。
設問1
3Dプリンターの造形方法のうち、最初に実用化されたのは材料押出法である。
解答はB
設問2
液槽光重合(光造形)方式では、造形に用いられる主材とサポート材は異なる物質である。
解答はB
設問3
粉末床溶融結合方式の樹脂粉末造形材料としてPS(ポリスチレン)が使用されることがあるが、精密鋳造用の消失モデルとして用いられる場合が多い。
解答はA
出題形式2のサンプル問題
設問1
次の文A~Cのうち、3Dプリンターのサポートに関する文として正しいものを一つ選択せよ。
A 材料押出方式の3Dプリンターでは、垂直(積層方向)から60度くらいまでの
せり出しは、サポートなしで造形できる場合が多い
B どの部分にサポートが必要かを自動的に判断し、追加する機能を持つ3D
プリンターの付属ソフトウェアがある
C 材料噴射方式のサポートは、立体モデルの造形材料と同じ材料しか使用でき
ない
解答はB
設問2
次の文A~Cのうち、粉末床溶融結合方式に関する文として正しいものを一つ選択せよ。
A 材料として樹脂や金属、セラミックスなどが使える
B フルカラーの立体モデルを造形することができる
C 造形材料を固めるため、結合剤(バインダ)を吐出する
解答はA
出題形式3のサンプル問題
設問1
次の文章について、空欄になっている設問1~4の( )内に当てはまる語句として、適切なものをそれぞれ回答群より選び、選択せよ。
3Dプリンターの造形方法の一つである( 1 )は、インクジェットヘッドを使う3Dプリンターとしては、結合剤噴射と同様であるが、
別の造形方法である。吐出した( 2 )を硬化させるための( 3 )も造形ヘッドに搭載されており、造形材料を吐出した後に光を当てて硬化させる。
( 1 )法の3Dプリンターでは、精密鋳造(ロストワックス法)の消失モデル用の造形材料として( 4 )が用いられている。
[A]液槽光重合 [B]熱可塑性樹脂
[C]シールドガス [D]レーザービーム
[E]液槽光重合 [F]電子ビーム
[G]指向性エネルギー堆積 [H]光硬化性樹脂
[I]液槽光重合 [J]ワックス
[C]紫外線ランプ [D]アルミニウム
[K]液槽光重合 [L]材料噴射
設問1の解答はL
設問2の解答はH
設問3の解答はC
設問4の解答はJ
合格基準は、上記の各分野50%以上、総合70%以上とのことです。出題形式や設問数は、回によって異なるようです。
次回は、2021年2月14日開催予定です。詳細は以下をご参照ください。
3Dプリンターおよび検定試験に興味のある方は、ぜひ受験してみてください。
合格すると、認定カード・認定証書を以下より入手できるのですが、有料なのが少しせちがらい感じです💦
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